丸玉片穴の加工に関して、ピアスなどの芯を穴に装着する場合は穴のサイズに注意してください。問い合わせに多くあるのは「穴のサイズが芯のサイズに合わない!」ということなのですが芯の差込加工は素材が天然石などの場合、穴サイズの調整は特殊工具が必要など非常に面倒なため、芯(ほとんどの場合は金属か樹脂で出来ている)自体を削るなどして調整してください。基本的には本体素材の穴サイズに合わせたパーツ部品をそろえるという順序になります。丸玉片穴(丸玉自体の直径サイズ6mm前後)の標準的な穴直径は0.8mm前後になっています。但し丸玉自体の直径サイズが小さい場合(3mm~4mm等)は破損などの回避から穴直径がさらに小さくなることがあり、またその逆に丸玉自体の直径サイズが大きくなると穴直径は少し大きくなることがあります。
穴へのパーツ部品の装着には通常エポキシ樹脂系の接着剤が使われます。この接着は熱湯の短い時間の煮沸で取り外すことが出来ますので、再加工や作り直しには便利です。またほとんどの石素材は熱湯程度の温度(100度)では変質や破損の恐れがありませんので安全です。注意※素材内部に割れや亀裂がある場合やオイルや樹脂の含浸処理を施している可能性のあるものは変質や破損の恐れがあるので自己責任において作業をしてください。