- 完璧さ、肝臓、心臓、星、ゼロ、無。
- 永遠,天国,完全。
- 円と四角に関する永遠の問題は,前者は究極的な単一性を,
後者は複数の状態を表す点にある.両者の中間に付置する
のが八角形である。
- 数字の10のように,多様性を経て統一体に戻ること。
- 全を表す.天球the Sphereを想起させ,宇宙,無窮を表す。
- 日々:日輪(とくに,炎の輪)。季節。十二宮。
- 「必然の円」 the Circle of Necessity とは,生まれ、
成長し、衰え、死ぬ運命のことである
The wheel is come full circle.
因果の車はちょうど一回転する(『リア王」5,3).
- 目に見える世界、正確で規則正しいもの、全ての事象の内
的統一と調和、(ギリシャ文化の本質である)均衡、完全で
永遠な運動を表わす。
(円に囲まれたものは、内側からみれば限界がはっきり
したものであり、外側から見れば、無定形と混沌から
守られたものである)。
- 色は冷静さと完全を表す青で,神はメルクリウスに相当する。
- 2つの円:二元体になろうと葛藤する二重性,天国と地獄の,
あるいは,愛と知識の結婚。
- 3つの円:三位一体,愛,英知。
- 5つの円:5つの惑星,中心点と4つの方角。
- 円と十字架.さらに,山が加わって,神秘の中心としての
教会を表す.
帯がかけられ,十字架を頂く円は,赤道と両極をもつ
地球や十二宮の周期を表す。
- セム語では、Oに当たる言葉は「眼」と呼ばれる。
|
- 否定、消去を表わす。
- 「大いなる未知」。
- 精神的愛。
- 世界の光であるキリスト(ΧΡΙΣΤΣ=Christos)の
最初の文字。
- 心臓。
- オカルティズムでは完全な数をも表すが、それは宇宙の
ゼロに臨んだ個人の古い象徴の10である。この概念は、
数字の10を表すのにXを使うローマ式用法に表れている。
- アラビアの算数を通して来たもので、「物」あるいは
「なにかある物」を意味するシェイ(shei)がクセイ(xei)
と書き換えられたものである。
- 秘教的な意味でのXの形は、そのまま十字の象徴性に繋がり、
それゆえ、ロゴス(訳注 三位一体の第二位であるキリスト)の
犠牲に繋がる。この象徴法は、アルファベットのXの両側に
配置された二文字--すなち、精神的勝利と関係のあるWと、
選択を表すピュタゴラス学派の文字のY--の性質を考える
ために拡張される。
象徴の拡張によって、これらの一文字は「ゴルゴタの十字架」
の両側の二つの十字架に繋がる。
- 古代「X」に相当する文字はなかった_「T」から発生した
ようである=ヘブライ語アルファベットの22字に相当し、
tav,tawとよばれ、十字、しるし、所有の意味をもつ。
文字がかけず印鑑を持たない人が署名をする代りに×を
つける起源になったとも考えられる。
十字架(cross)、ハンマー(hammer)、双頭斧(axe)を表わす。
|
- 数字の8の二つの小さな環の完璧な均衡は、8は正義の数で
あるという鉄金術の格言を示す。
近代では、もちろん、それは、(いまは「時間の広がり」を
意味するが、昔は「時間の外」を意味した)永遠を表す形(∞)
である。
- 8の数は繁栄と幸福の形であると言われる。
(またも均衡であるが、今度は開いた形のものである)
文字のH、およびヘブライ語の文字ヘットと関係が
あるのである。
それは、自分自身の磁力をもった知的な数字で、
隠れたものに繋がり(その形の二重の閉しに注意せよ)、
何にでも関心をもつことができ、自分の力に自信を
もっている。
- 復活=天地創造の7日間+キリストによる復活
(聖アウグスティヌスによる)。
または,7は完結を表すので8は始まりを意味する。
- 洗礼堂は8角形のことが多く,霊魂の再生を表した。
また,8は割礼を表す数でもある
Circumcised the eighth day,of the stock of Israel.
8日目に割礼を受けた者,イスラエルの民族に属する者
(『ピリピ』3,5).
- 大洪水を免れたのは8名であったので,ヘブライでは
贖罪または復活を表す数である。
- 音楽ではオクターブを表し,同じ音調に戻ることを意味する。
- 永遠,無限,異教の神々=ペンを紙から離さずに,
無限になぞることのできる(ゼロ以外の)唯一の数字。
8年の周期(100か月からなる大年 Great Yearの
最後の月に太陽暦と太陰暦とがほぼ一致する)は
ギリシア神話によく出でくる:ピュティア競技大会は
8年ごとに開催された(BC982まで)。
またヘラクレスがアドメトスに,カドモスがアレスに
仕えた期間である(9年説もある)。
- 8は2つのS字形からなるので,天体の永遠の
螺旋運動を表す=海の永遠の運動を表し,
ポセイドンに捧げられた。
- 神々との関連:8は神(=ヤハウェ)をさし示す数である.
またキリストをギリシア語(Khristos)で書くと8文字である.
エジプトでは,エジプトの神々の祖先の数は8であり,
改革者,更新者,浄化する者としてのトートのエンブレで,
洗礼との関連がある。
完全,光輝=キリスト教では「8つの至福の教え」
Beatitudes(『マタイ』),大祝日の8日間octaveを表す。
- 立方数2×2×2と表せるので,バビロニア,エジプト,
アラビアでは太陽を表し,太陽に捧げられた.
またピタゴウスでは,太陽が生み出す増大と知恵を表す
数てある(9は月がもたらす増大と知恵を表す数)。
- カバラでは光輝を表す.神は西方(=落日)を背にして
瞑想しながら,それを8の字で封印した。
- 正方形(この世)と円(永遠)との間を表す。
- 8角形は中間図形で,円の面積を求める永遠の難問を
解く方法のlつである.また,規律を表す。
- 現世と永遠の間,すなわち死を表す。
第八宮は死の宮(天蠍宮)。
- 豊穰。
- アフロディテと他の太女神の聖なる数
(→cuttle-fish)で,それゆえ魔術も意味する.
- 雷と雨乞呪術師と関連があり,双頭斧,うなり板や
たいまつの動き,8の形をした盾を表す.
- 堅固,大地,方向,方位。
ピタゴラスによれば,堅固,すべての人聞に
公平な自然法を表す。
- ギリシア神話では,アポロの二輪戦車は8頭の馬(=8方位)が
引いた.アテネの方位塔は8角形てあり,8方向の風向さを
区別した。
- 北欧神話では,オーデインの名馬スレイプニル(=暴風雨)
には脚が8本あった。
- 8は蒼穹の恒星群と対応し,7惑星の影響を克服して
いることを示す。
- 治癒をもたらすヘルメスの杖にまきつく2匹のヘビが
8の形をしているので,健康を表す。
- 死,(不死にいたるのに必要な)罰,忍耐を表す。
ダンテ『地獄篇』の第8は,重罪人は罰として
「燃えさかる炎」に焼かれる
(
『天堂篇』の「
燃えさかる炎」を参照せよ)
- 「対のシンポル」twin symbol。
- 次のような完全な二元機能を表す
意識と無意識を調和させる完全な知性,
また,知識と愛,作用と反作用,進化と退行など。
- 物質に働きかける抽象思考である科学を表す。
- 2つの輸をつなげると8になるので,神秘の絆,
または霊の放つ微光を表す。
- 聖霊Spiritusの頭文字であるS,また,おそらくドル
(=8枚の小銀貨real(スペイン通貨単位)で,lペソになる=富)を表すSとの関連がある。
- 惑星では火星を表し,激情,自由奔放で抑制されない力を
意味する。十二宮では天蠍宮。
- 色ではバラ色,性格では異常性格,物質的成功,
自己主張を表す。
- ギリシアでは8はすべてallを表す。
「8がすべて」panta oktoという表現は,ギリシアの詩人
ステシコロスの墓に,8本の柱,8段の階段,8つの隅が
あることや,コリント市を,8地区に分け,8部族が
住むように命じた神託に由来しているといわれる。
|
- 生と死の,また進化と退化の神秘を表す.
主要な形態は以下の通り。
- 螺旋状に拡散していく大場や星雲は積極性を表す,
螺旋状に収斂していく月の軌道,また螺旋状に収斂して行き,
ついには骨化する貝殻は受動性を表す。
- 右回りの螺旋は,創造,進化,成長を表す
(たとえばパラス・アテネの象徴)。
- 左回りの螺旋は,破壊,退化,死または減退を表す
(たとえば渦巻き,またはポセイドンの象徴)。
- 中心(=不動の動者)と現象界の多様性を表す円をあわせもつ。
- エジプト象形文字では,単一性と多様性の関係,
動いている宇宙の力を表す。
- 天空と地上の現象の形態.たとえば,渦巻き,旋風,
ハリケーンなど。
- 宇宙の均衡のとれた秩序を表す.
- 復活と不死を表す.
- エルサレム崩壊以前の古代神殿には螺旋模様のついた
柱が少なくとも1本あった.エゼキエルの見た神殿の
まわりには,上昇する螺旋階段がついていた。
- ツタとブドウづるが螺旋状に巻きついているバッケ達や
ディオニュソスの杖は,死と再生,つまり豊穰を表す。
また五月柱(maypole=花やリボンで飾った柱)とも
関連がある。
- 創造の力をもつ息と霊を表す。
たとえば,エジプトの知恵,字間,魔法の神トートが
頭上につけている渦巻。
- 権威,権力を表す:ファラオの笏。
- 占い:神託を伝えるヘビの体の動さと関連がある。
- 「螺旋の城」=「銀の城」=「北極光」=「ガラスの城」は
死を表し,しばしば迷路踊りと関連がある。
- 保護を表す:螺旋は守護者であるへピを表すことから,
悪霊,侵入者などを追い払うために使われた。
- 渦巻踊り(呪文を唱えながら治療のために踊る)。
- 忘我の境地を誘引する。
- 物質界から神秘の中心への逃避を表す。
- 2重螺旋(互いに反対方向に渦巻いていることが多い)は
2重の機能,たとえば男性と女性,進化と退化などを表す。
- ケルトでは,死と再生を表す。
- 「天の水」と「地の水」を表す。
- 四大のうち水(二転換,変容,再生)と関連する。
クレタ島などの海洋文化では一般的。
- 螺旋は巻物と亀(甲羅の模様から)に関連する。
|
 |
 |
|